ACL第4節 川崎フロンターレvsユナイテッド・シティFC MVPランキング
総評:大島僚太、小塚和季、塚川孝輝の中盤に化学反応は起きたのか?
アジアチャンピオンズリーグの第4節。
前節8-0で勝利したユナイテッド・シティFCとの再戦。
ACL第3節の様子はリンクからどうぞ。
ACL第3節 川崎フロンターレvsユナイテッド・シティFC MVPランキング - にゃんのすけのブログ
前回圧勝しているだけに、ちょっとやりづらいですね。
結果は2-0で勝利。前節以上を求めるサポーターにとっては物足りない結果だったかもしれません。
しかし、内容は圧倒してました。ボール支配率は75%以上。シュート数は24本。
決定的なシュートは数多くありながら、ユナイテッド・シティFCのゴールキーパーにことごとく防がれてしまいました。。。あれだけ打たれて2失点で抑えるなんて奇跡に近いですね。
さて、ACL第4節ユナイテッド・シティFC戦の見どころといえば、中盤の3人、大島僚太、小塚和季、塚川孝輝の組み合わせですね。
何か起こりそうな組み合わせだと思ったのですが、想定を超えてくるような化学反応は見られませんでした。
大島くんは前節に続き45分限定の出場。
少しずつコンディションが上がってきている印象です。
中でもクロスに合わせたダイビングヘッドには驚きましたね。大島くんが頭で飛び込んでいくシーンなんて見た記憶がないので。
これは新境地開拓・・・ではなさそうですが、インサイドハーフとしてプレーの幅を広げていった結果なのかもしれません。
小塚と塚川ですが、個人的な意見としてポジションを逆にしたほうがいいのでは?と思いました。
小塚をアンカーに、塚川をインサイドハーフにです。
まず小塚をアンカーに推す理由。
- 長短のパスの精度
- ペナルティーエリア内、付近でボールを受けるより、プレッシャーの少ない後方でボールを受けたほうが特徴がいかせそう
イメージはイタリアのピルロのようなイメージです。
ピルロも若いころはセカンドトップみたいなポジションで試合に出ていました。
が、ボランチに転向することで、世界的な名手にまで昇りつめました。
ただし、シミッチや谷口のような高さやディフェンスの能力を、現時点では期待できないことがネックにはなります。
塚川をインサイドハーフに推す理由。
ただし、ペナルティーエリア付近で受ける技術や、受けてからの判断のスピード・質という部分が上がってこないと厳しいところではあります。
一長一短あるため最適解とは言えませんが、最終節の北京FC戦でグループリーグの突破が決まっている状態であれば、見てみたい組み合わせです。
試合詳細
ACL第4節 勝手にMVPランキング
1位 長谷川竜也
得点数は1ゴールでしたが、数多くの決定的なシュートを放つ。
ユナイテッド・シティFCのゴールキーパーの好守に阻まれたのは残念でしたが、シュートが打てる場所に顔を出す回数が多かったことも忘れてはいけない事実。
知念の先制ゴールも、長谷川竜也の守備が起点になってうまれました。
シュートを決められなかった批判はあると思いますが、批判を乗り越えて活躍して欲しいですね。
2位 車屋紳太郎、山村和也
特に縦に入れるパスが二人ともすばらしい。
受ける側のポジショニングも良いのですが、相手が取れないスピード、タイミング、精度で出てくるパスは、見ていて気持ちいいですよね。
後半の終盤にカウンターで攻め込まれた時の対応も集中してました。
攻撃をし続けていると、たまに来る守備の時にあっさり決められることがありますが、ソンリョン、谷口も含めてしっかり守りきりました。
まとめ
試合内容としては圧倒的だったとはいえ、家長と山根を出場させないといけない状況を作ってしまったのは誤算だったと思います。
本来なら前半のうちに勝負を決めて、イサカ・ゼインや宮城天、神谷を使いたかったのではと推測します。
どんなに実力差があっても、なかなか思いどおりにいかないところが、サッカーのおもしろさでもあり、怖さでもありますね。
ACL第5節はグループリーグ突破をかけて、大邱FCとの対戦。
前回の大邱FCとの対戦の様子はリンクからどうぞ。
ACL第1節 川崎フロンターレvs大邱FC MVPランキング - にゃんのすけのブログ
前回の対戦以上に対策を練っているはずなので、気を引き締めて試合に臨んでほしいですね。
そして勝利で次のステージへ進みましょう!