ACL第6節 川崎フロンターレvs北京FC MVPランキング
総評:三笘薫移籍後の左ウイングをめぐる争い
アジアチャンピオンズリーグの第6節。
大邱FCとの直接対決を制して、グループリーグ突破が決まった中での試合。
若手中心のメンバーでも4-0で勝利。
グループリーグラストも勝利し、6戦全勝でACLを終えました。
スタートはセンターバック二人とゴールキーパー以外は若手中心のメンバー構成。
なかなか出られない、イサカ・ゼイン、宮城天、神谷凱士もスタメンに入りましたね。
中盤の組み合わせはアンカーに橘田、インサイドハーフに小塚と遠野。左ウイングに長谷川、右ウイングに宮城でした。
試合内容は圧倒的。
シュート34本って、小学生だったら試合中に泣いちゃいますね。
北京FC戦に出場した選手にとってはただの消化試合ではありません。
オリンピック中断明けのシーズン後半戦に向けたアピールの場だったので気合も入ります。
まだ公式発表されてませんが三笘の海外移籍がほぼ決まり、田中碧も海外移籍。
スタメン2枠が空席です。誰がその枠に入るのか、北京FC戦をふまえ考えてみます。
ワントップはダミアンがファーストチョイス。夏の連戦での消耗を考えると、悠様がケガで不在なのが痛いです。
悠様が戻ってくれば、ダミアンと交代しながらの起用になると思います。
ACLを見る限り、知念はまだ少し頼りないですね。
ウイングは右の家長は不動です。
左は旗手でしょうか。でも右もできそうなので、家長のバックアップとしても起用されそうですね。
旗手は有能すぎますね。
旗手の使われ方しだいで長谷川、遠野、宮城でウイングポジションを回していくと思います。
インサイドハーフは大島、脇坂、橘田の三人をメインで使うことになるでしょう。
ただし山根しだいで橘田は右サイドバックのバックアップの可能性もありそうです。
小塚は機動力という面でまだ物足りない印象があります。
なので大島、脇坂、橘田のバックアップに回るのではと思います。
アンカーはシミッチです。
2番手は谷口ですね。
センターバックで出場しながら、シミッチの消耗に合わせてかえていく形になると思います。
塚川はシミッチ、谷口のバックアップとして、試合後半に逃げ切るときの守備要員としての起用が多くなりそうです。
サイドバックは右は山根、左は登里で決まりでしょう。
山根のバックアップはイサカ・ゼインだと思っていたのですが、起用法など見ていると橘田が2番手だと思われます。
登里のバックアップは旗手でしたが、旗手は攻撃的なポジションでの起用が考えられるので、車屋がセンターバックをやりつつ登里をフォローする形になると思います。
センターバックは谷口、ジェジエウが一番手。
状況を見ながら、車屋、山村で回していくと思います。
谷口がアンカーに入ることが増えそうなので、車屋と山村の出番は増えそうですね。
最後に高卒ルーキーの田辺が北京FC戦で初出場しました。
高卒ルーキーのイメージを超えてきたのでちょっと衝撃的でした。
高卒とは思えない、フィジカルはかなりの大物の予感がします。
今後の成長を期待せずにはいられないですね。
試合詳細
ACL第6節 勝手にMVPランキング
1位 橘田健人
慣れないアンカーでのスタート。
最初はぎこちなかったものの、前半が終わる頃にはすっかりフィットしてましたね。
特にパスを受けにいくところ、相手に寄せるディフェンスの速さはセンスを感じます。
いろいろなポジションを高いレベルでこなせるところを見ると、サッカーIQの高さがうかがえますね。
シーズン後半戦の活躍に期待。
2位 小塚和季
待望のフロンターレ初ゴール。
合わせるのが難しいパスを、簡単にゴールするテクニックがすばらしい。
セットプレーのキックも精度が高いです。
3位 宮城天
シュート性のボールを丁寧に合わせてゴール。
難易度高めなシュートを決めましたね。
ドリブルでの1対1も勝率高めでした。
でも宮城天のドリブルがJ1でも通用するのかというと未知数です。
J1で無双してた三笘ってあらためてすごいな。
まとめ
ACLのグループリーグを全勝で突破しました。
強敵大邱FCとの対戦あり、出場機会の恵まれない若手の活躍ありで、見どころが多いACLでしたね。
中2日での6連戦。選手、関係者の皆様おつかれさまでした。
リアルタイムで観戦したサポーターの皆様もおつかれさまでした。
帰国後はすぐにJリーグと天皇杯です。
久しぶりのJリーグはACLと感覚が違いそうで切替が難しそうですね。